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春分の日に食べるものとは?

2021/03/20

調布市で30年以上続く老舗の結婚相談所、マリエージュです。

 

今日は春分の日。

春分の日というと、昼と夜の長さが同じという認識を持っている方も多いと思います。または、春分の日を挟んだ数日を「お彼岸」とも言うので、ご先祖様の供養として、墓参りを欠かさない方もいらっしゃると思います。このように、春分の日はお彼岸ということは分かっていても、どうしてこの日ができたのかご存知の方は少ないのではないでしょうか。春分の日とはそもそもどのような日なのでしょうか。

春分の日に食べる物
春分の日に食べるのは、「ぼた餅」です。「おはぎ」だと勘違いされている方も多いようですが、実は、「ぼた餅」と「おはぎ」は、全く同じ物です。ただ単に、季節によって呼び方が異なるだけなのです。ご存知でしたか。
「同じものならあえて別の言い方をする必要はないのでは?」と思われた方もいらっしゃるでしょうが、なぜ異なる言い方をするのか、日本の文化や風習について調べてみたいと思います。

「ぼた餅」は漢字で「牡丹餅」、「おはぎ」は「お萩」です。この時点でお気づきの方も多いと思いますが、「牡丹」や「萩」は、花の名前です。それぞれ、春に咲く花、秋に咲く花で、萩は中秋の名月のお供え物として有名ですね。このことから、『春の花である「ぼた餅」は春分の日に、秋の花である「おはぎ」は秋分の日に食べる』が正しいことになります。「ぼた餅」に使われる小豆(あずき)の朱色に邪気を払う力があるとして、ご先祖様にお供えしたのが始まりで、お供えした時に家族で一緒に食べていたのが、現代まで風習として残っているのです。

なぜ「お彼岸」と言うのか
昔から真西には極楽浄土があるという言い伝えがあり、太陽が真西へ沈む日は、一年で最も極楽浄土に近付くため、この日を挟んで数日間にご先祖様へお参りする風習が生まれたと言われています。つまり、真西に太陽が沈む春分の日が、ご先祖様にお参りする日としてふさわしかったと言うことのようです。

春と言えば、あまり考えずに「ぼた餅」をお供えし、お墓参りをしてきましたが、このように当たり前に行ってきたことの意味や歴史を知ると、いくつになっても学び続けることは大切だと感じさせられます。「ぼた餅」を食べる人も、「お墓参り」をする人も、春分の日だからと言って何か特別なことをしない人も、今年はオリンピック・パラリンピックが開催されるかもしれません。この機会に日本について調べ、理解を深めてみてはいかがでしょうか。

また、パートナーが外国の方、外国の方との結婚をお考えの方など、海外の方とお付き合いする場合は、特に日本の文化や歴史を知っておいて損はありません。「春分の日になんでぼた餅を食べるの?」ときかれたときに、スラスラと答えられたら、素敵ですね。パートナーに限らず、ご友人やご家族とも「春分の日」で親睦を深められてはいかがでしょうか。

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