おめでたい1年の始まりですが、実は三が日にやってはいけないことがあります。
みなさん、ご存知でしたか。
知らず知らずのうちにやってしまっているという方も多いかもしれません。
元旦から良い流れを止めないためにも、
お正月・三が日にやってはいけないことを覚えておいて損はないはずです。
お正月とは、新しい年の始まりに「年神様(歳神様)」を迎える行事です。
だから、キレイな状態で家にお招きするために、12月のうちに大掃除をして、
お正月飾りの準備をするというわけです。
三が日はご想像通り、1月1日の元旦から1月3日にかけての3日間を指します。
お正月の「やってはいけないこと」ですが、そもそもの意味として
「普段は、家事で忙しい家庭の主婦の方たちがお正月くらいゆったり過ごせるように」
という思いが込められ、始まったようです。
1.掃除をしてはいけない
年末まで仕事続きで、大晦日まで掃除ができなかった。
だから、仕方なく三が日のどこかで掃除しようかなと思っている方‥
実は、元旦の掃除はやってはいけないことの一つです。
なぜなら、幸運をもたらしてくれる年神様を追い払ってしまうことになるからです。
とは言っても、来た家が汚かったら、長居もしたくなくなります。
そういった意味でも、家の中をキレイにしておくのは、ポイントです。
2.洗い物をしてはいけない
洗い物や洗濯など、水回り関係の家事もやってはいけません。
「福」を洗い流してしまうためで、掃除と考え方は同じですね。
どうしても水洗いしなければいけない場合は、
手から福が流れてしまわないように、ビニール手袋などをすることをオススメします。
3.包丁を使ってはいけない
包丁やハサミ、カッターなどの刃物を使ってはいけないとされています。
その理由としては、刃物の切るから「良縁を切る」につながっているためです。
病院がお休みなので、けがをしても診てもらえないのも理由の一つですね。
切れるが連想されるアイテムも縁起が悪いされますので、お気を付けください。
煮物などの調理では、「灰汁(あく)」が出ることから、
「灰汁→あく→悪」となり、煮炊きもしてはいけないことになっています。
昔の方は、毎日家事をしてくれている主婦に正月・三が日くらいは、
休んでほしいと願い、このような文化を作ったのでしょう。
昔は、「男性は仕事、女性は家庭」という考え方が当たり前にありました。
今の人たちを見ていると「共働きで家事は分担している家庭」が増えてきているように思います。
スーパーも年中無休を売りにしていました時期もありましたが、
働き方改革の流れかどうかわかりませんが、お正月は休む企業も増えてきています。
時代は移ろいゆきますが、昨年頑張ったご褒美として
お正月や三が日はゆっくり休みください。