日々思う「結婚に関するさまざまな事」と
「何気ない日常」を書いています。
2021/05/09
調布で30年以上続く老舗の結婚相談所、マリエージュです。
毎年5月第2週の日曜は「母の日」です。母親にカーネーションやプレゼントを贈る習慣が根付いてきました。この日だけでなく、こどもの日も「母に感謝する日」だということは先日の記事でお伝えしましたね。
ではなぜ母の日を祝うようになったのか、またなぜカーネーションを贈るようになったのかご存知ですか。今日は由来を調べてみたいと思います。
古くはイギリスとアイルランド
イギリスとアイルランドでは復活祭の3週間前にマザリングサンデイと称し、シムネルケーキを食べたり、ラッパズイセンを贈る習慣があるそうです。この日は奉公中の子どもが実家に帰ることから始まったとされています。17世紀のことです。奉公先で焼いたケーキを手土産にして母親にプレゼントしたのでしょう。
日本でも昔は藪入りといって、年に2回、1月中旬とお盆の時期に住み込みで働く丁稚さんや女中さんが実家に帰る日がありました。私の実家でも女中さんと丁稚さん(あんちゃんと呼んでいました)が1泊2日で実家に帰っていたことを思いだします。その日以外は休みなく働いていました。そんな時代もあったのです。
アメリカの母の日
南北戦争の時代、敵味方問わず負傷兵を看護したアン・ジャービスの娘が、母親の死後日曜礼拝で500本もの白いカーネーションを贈ったことが始まりとされています。その後、5月の第2日曜日を母の日にすると正式に決められ、現在に至っています。日本でもカーネーションを贈るのはアメリカに倣ったためのようです。
カーネーションの花言葉
母の日に贈るカーネーション。
その花言葉は色ごとに違うそうです。
「カーネーション」の花言葉は「無垢で深い愛」。
無償の愛情を注ぐお母さんにぴったりの花言葉ですね。
赤いカーネーションの花言葉は「母への愛」
母の日によく使われる赤いカーネーションには直接的な花言葉があるからなのでしょうか。
白いカーネーションの花言葉は「純粋な愛」「私の愛は生きています」
亡くなったお母さんへ贈る色は白だと聞いたことがあります。アメリカの発祥を見ても、追悼のために白いカーネーションが贈られていますから、意味のあることなのでしょう。お母さんがご存命の場合は避けた方がよい色ですね。
ピンクのカーネーションの花言葉は「女性の愛」「美しいしぐさ」
ピンクも可愛らしいイメージで、赤いカーネーションと同じようによく贈られているイメージがあります。
黄色いカーネーションの花言葉は「軽蔑」「嫉妬」
これは気を付けないといけませんね。黄色はビタミンカラーで元気になる色。お母さんに元気になって欲しいとの想いを込めて贈ると、花言葉にはマイナスのイメージがあるのです。しかし一方で、「美」という花言葉もあるそうなので、どちらをとるかですね。
紫のカーネーションの花言葉は「誇り」「気品」
紫には高貴で上品なイメージがあります。年配の女性には、落ち着いていて相応しい色のように感じます。
カーネーションは薔薇!?
先日、知り合いの男性に「カーネーションと薔薇の違いが分からない」と言われてびっくりしました。あきらかにまったく違うと思うのですが、お花に詳しくない男性にとってはカーネーションも薔薇も同じ花くらいの認識なのでしょう。並べて見てみると、確かに似ていると言えなくもないですね。
見分け方としては、茎に棘があるのが薔薇、花弁のふちがギザギザしているのがカーネーション。いかがでしょうか。
今回は母の日の由来やカーネーションについて調べてみましたが、まさかイギリスやアイルランドでも古くから奉公制度があり、実家に帰る日があったとは知りませんでした。詳しく調べていませんが、いろいろな国で様々な由来と習慣のある母の日がありそうですね。
母親であることはつまり子を持ち育てるということ。それは大変で、尊い仕事です。私も2人の娘がおりますが、それぞれにいろいろな思い出があります。今日はどんな日になるか、楽しみに待つことにしましょう。
専属カウンセラーがご成婚までサポートする結婚相談所 マリエージュでした。
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