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マリエージュの婚活応援ブログ

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配偶者男性のことを何と呼ぶ?

2021/04/05

調布で30年以上続く老舗の結婚相談所、マリエージュです。

 

3月30日の読売新聞の記事に配偶者男性の呼び方についての記事がありました。配偶者である男性の呼び方は、「主人」「亭主」「旦那」などいろいろありますが、最近は若い世代を中心に、「夫(おっと)」と呼ぶ人が増えているそうです。私はずっと「主人」と呼んできましたが、何と呼ぶのが適当なのかについて、新聞記事の視点も織り交ぜながら、考えてみたいと思います。

「夫さん」という呼び方

「夫さんが家に帰ってきました」。元某アイドルグループの方は、結婚した男性を「夫さん」と呼んでいるそうで、この呼び方自体が、話題になったこともあるそうです。事実婚やLGBTの方々への配慮という点においては、「主人」よりも「夫」または「パートナー」という呼び方のほうが、どのような場面・どのような方に対しても配慮のある表現になるようです。

 

女性ファッション誌にも変化

女性誌の見出しにも変化があり、以前なら「ご主人の休日カジュアル」などと「主人」という言葉が雑誌に掲載されることも多かったようですが、最近では「夫とのランチ」などと表現されるようになっているようです。先ほども書きましたが、いわゆる読者層である若者が、「夫」の方を好んで(一般的に)使うようになっていることがあるようです。もしかしたら、雑誌の編集者そのものが、「主人」という言い方をしない可能性もあり、言葉の表現から時代の変化を感じることができるのも、「とても面白い」と私自身は感じました。

 

調査でも「主人」と呼ぶ人の割合が減少

文化庁の調査では、1999年に既婚女性に行ったアンケートでは、配偶者を「主人」と呼んでいたのは、75%だったのが、2017年の調査では23%だったそうです。「主人」という呼び方をする女性が、1999年には約4人に三人程度いましたが、約20年後には、約4人に一人になってしまったということです。一概にどの呼び方がよいということではないと思いますが、約20年を経て、価値観が変化してきたとも言えるのでしょう。雑誌の表現のことも書きましたが、「主人」→「夫」に変わってきたのも、世の流れとしては当然のような気がしてきました。

 

「主人」はいつから使われるようになった?

「主人」と言う言葉が使われるようになったのは、大正時代で高度経済成長期は、ほとんどの家庭が専業主婦だったため、妻が配偶者を「主人」と呼ぶ感覚が一般的になっていったのではないかと考えられているようです。となると、夫という言葉は、いつから使われているのでしょうか。

 

主人より古い「夫」という言葉

配偶者の男性に対して「おっと」という呼び方が一般的だったのは、なんと「室町時代」だそうで、その頃は、「夫」の他に「良人」という書き方もあったそうです。この字は、普通に読んだら「りょうじん」と読むような気がしますが、「りょうじん」と読むことの方が珍しい2字熟語のようです。ちなみに「良人(りょうじん)」と呼んだ場合の意味も「夫(おっと)」もしくは「良い人・賢い人」になるそうです。ただ、いつも思いますが、「良人」に「夫」の意味の他に「良い人・賢い人」という意味があること自体が、「男性=良い・賢い」という考え方が一般的であったことの名残でもあり、世の中が今よりも男性社会であったことが垣間見えます。そう考えると、今の社会では、少しずつ男女平等が達成できているような気もして、世の中も随分と進んだことを実感します。

 

今は共働き世帯の方が多い

記事の中に総務省の統計も出ていて、それによると専業主婦のいる世帯数が多かったのは、1992年ごろまでで、2000年以降は専業主婦のいる家庭が減少しているとのことでした。そして、なんと2018年には、専業主婦家庭が共働き家庭の半分以下になってしまったそうです。このことからも、多くの女性が社会進出を果たしていることがわかります。

 

男性の年収が必ずしも高くない

以前は、会社では年功序列で給与が上がるシステムがあり、男性の賃金が高い傾向にあったように思いますが、最近のプロフィールを拝見していて思うのは、男性の年収が必ずしも高くないという事実です。今でも高年収を得られる職業はありますが、ある程度限られていますし、女性の社会進出により、高年収を得られる職業の定員(世の中の必要数と言えばいいのでしょうか)にも限りがあるので、その席を男性と女性で分け合うような現象も生じているように感じます。ですので、高年収を得られないことの原因が必ずしも男性にないということは、多くの女性に知っておいていただきたいです。本当に「今の世に生きる男性はとても大変だ」と感じます。こういった意味でも、男性・女性ともに家計の担い手になっていることが、「主人」という言葉が「夫」に変わってきた理由でもあるのでしょう。

かつてのように一家の大黒柱と呼ばれることもなくなった男性、「実力主義」が取り入れられた社会では、より自分の強みを生かして働ける職場を探す力が求められていることを感じます。2015年の国勢調査では、共働き世帯の割合は全体の64.4% になっていることを考えても、男性1人だけでの給与で家計を支えるのは、難しい時代に来ているのかもしれません。また、私も当たり前だと思って使っていた「主人」という言葉も、場合によっては主従関係を示す意味になることを考えると、違和感を覚える人が増えてきていることもまた、世の中の流れなのではないかと感じています。すべての人が幸せになる世の中の実現は、難しいのかもしれませんが、よりよい世の中を目指しているからこその「変化」だと感じ、様々な場所で様々な議論が今後も進められていくことで、今よりも良い社会に近づいていくのではないかと思います。

私にできることは、結婚を通じて、みなさんが幸せになるお手伝いをすることですが、「結婚という選択肢=幸せ」などと言うつもりはありません。その上で、私の経験からも感じていることは、今の人の言葉で言えば、「結婚っていい」になるのでしょうか。デメリットのようなものだけが大きく取り上げられる世の中ではありますが、私自身の感覚として、素敵なパートナーと出会い、一緒に生活することは何物にも勝る幸せだと信じて疑いません。是非皆様にもその幸せを感じていただきたいと思い、この仕事を続けております。パートナーとのことでお悩みでも、結婚のことについてのお悩みでも、お見合いに対する不安でもなんでも構いませんので、ご相談ください。私の「主人」、いや「夫」との馴れ初めは、ご容赦いただきたいと思いますが…。

 

専属カウンセラーがご成婚までサポートする結婚相談所 マリエージュでした。
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