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エスカレーターの乗り方 関東と関西でなぜ異なる?

2021/04/06

調布で30年以上続く老舗の結婚相談所、マリエージュです。

 

以前から疑問に思っていたのですが、330日の読売新聞の編集手帳にエスカレーターの乗り方の覚え方が書いてあり、「左関東、右関西」なんだそうです。確かに東京では、エスカレーターの左側に立ち止まって右側を歩いて上っていく人がいます。日々の生活で考えることはないですが、どうして左右で別れてしまったのか、調べてみたいと思います。

 

日本初のエスカレーターは日本橋の三越呉服店

日本にエスカレーターが初めて設置されたのは、日本橋の三越呉服店(現在の三越日本橋本店)でなんと1914年だそうです。そして、その三越日本橋本店は、2016520日東京・中央区の三越日本橋本店の建造物を重要文化財に指定されています。1923年の関東大震災で被災したこともあり、残念ながら日本初のエスカレーターを見ることは叶いません。それでも歴史を感じさせる重厚な建物は、見るものを圧倒します。

エスカレーターが設置された当時は、上の階に楽に行ける乗り物(?)であることが一つの売りであり、デパートでの優雅なお買い物のひとときに花を添えるものでした。ですので、当時は、片側に一列に並んで乗り、もう片方を急いでいる方が進めるようにあけるということはありませんでした。

 

高度経済成長期がエスカレーターの乗り方を変えた?

高度経済成長期に入ると、忙しい人が増えてきました。そのため、エスカレーターの乗り方にも変化が生じ、大阪の阪急梅田駅では先を急ぐ方のため、左側をあけるようアナウンスを流すようになったそうです。諸説ありますが、このアナウンスが大阪ではエスカレーターに乗る際は右側に立つというルールができたひとつの要因ではないかと言われています。では、なぜ左側をあけるようにアナウンスしたのかというと、イギリスのルールを参考にしたからというものと日本人は右利きが多いことから手すりを持つ手が利き手の方が良いと考えていたからなどの理由があったようです。

 

では、東京で左側に立つのが一般的になったのはなぜ?

では、東京で左側に立つのが一般的になったのはどうしてなのでしょうか。東京では特段、駅のアナウンスなどがなされることはなく、自然発生的に左側に立つようになったと言われているそうです。もともと日本では、武士が下げている刀がぶつかってトラブルにならないように左側通行になっていました。つまり、武士は左側に刀を下げていたのでしょう。そのため、左側に立ち止まることは自然に行われたと考えられているようです。いろいろな法整備などもあったようですが、車で言えば、東京は左側が走行車線で右側が追越車線になっていて、エスカレーターも走行ルールと一緒になっています。

 

どちらに立つのが正しい?

関東も関西もそれぞれ、慣れ親しんだルールになっていて、関西で右に立ち止まっていたら、後ろから注意されたなどと言うこともあります。では、どちらの側に立ちどまって乗るのが良いのでしょうか。実は、エスカレーターというのは、歩いて上り下りすることを想定して作られていないことをみなさんご存知でしたか。そのため、エスカレーターの一段は階段の一段より少し高めに作られているそうです。転倒などの恐れや事故もあることから、駅などを中心に左右に二列に並んで手すりにつかまって利用するように呼びかけられるようになってきています。今はまだ、急ぐ人のために片側をあけることが暗黙のルールとなっており、あけておく側に立っていると流れを止めてしまっているようで不穏な空気になることが多いように感じますが、輸送効率という面でも両方に人が立つ方が良いという実験結果もあるようで、将来的にはエスカレーターは立ち止まって乗るという時代が来るかもしれませんね。

 

エスカレーターの乗り方について考えてきましたが、立ち止まって乗る位置には、それぞれ理由があり、日本国内でも統一した決まりがないところがとても面白かったです。左右のどちらかに立ち止まるのは、歩く人の邪魔をしない配慮という、「暗黙のルール」だと思いますが、埼玉県議会で「エスカレーターに立ち止まって乗ることを求める条例」が成立したというニュースも見ました。歩行中に転倒する事故などが多いので、立ち止まることも大切だと思いますが、埼玉で成立したこの条例は、「エレベーターの乗り方」に一石を投じることになるのでしょうか。せっかちなイメージのある関西人が、エスカレーターで立ち止まる日が来るのか、今後の行方が気になります。

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